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カウンセリングは「治療」ではなく「支援」 [カウンセリングとは]

カウンセラーとして開業していく上で
ぜひとも覚えておいてほしいことがあります。


それは、カウンセリングは
「治療」ではなく「支援」するもの
であるということです。


例えば、うつ病をカウンセリングで
治すことはできません。

統合失調症も治すことはできませんし、

不登校を治療することもできません。

カウンセリングでは心の病気を 治すことはできないのです。

その代り、カウンセリングでは
支えることはできます。

うつ病の人が自分らしい人生を歩めるように、
支えていくことは可能です。

自分らしい生き方が見えた結果、
うつ病が軽快し、最終的には治っていくのです。

カウンセリングを受けて、
うつ病が治ったように見えることがあるのですが、
れはカウンセラーがクライエントを 支援し続けた結果だからです。

不登校が学校に行くのも、
不登校の子が自分らしく生きていくのを
カウンセラーが支え続けた結果です。


これを「最初から治そう」「治療しよう」
と思ってカウンセリングをしていくと、
クライエントは良くなるどころか悪化してしまいます。

カウンセラーができるのは、
病気を治すことではありません。

その人が病気を持っているにも関わらず、
「自分らしい人生を歩めるよう」
支援していくことなのです。


この辺り、初心者の方は
なかなかわかりにくいところかもしれません。

ただ、カウンセラーとして経験を重ねていくと、
このニュアンスがだんだんとわかってきます。

これがわかってきた段階で、
やっとカウンセリング中級者くらいでしょうか。

その段階で開業を考えていくと
良いだろうと思います。

ひとまずは
「カウンセリングは治療ではなくて支援である」
ということを頭の片隅に置いてください。



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カウンセリングと相談の違いについて [カウンセリングとは]

カウンセリングと相談の違いとは何でしょうか?

簡単に言えば、カウンセリングとは
「クライエントに寄り添う」
「クライエントの気持ちに共感する」
ことで、クライエントが抱えている問題を 自分の力で解決できるように援助していくことです。

相談とは、困っている人に対して、
その人が解決できるであろう情報を提供したり、 アドバイスを行うことです。

以上が違いですが、いかがでしょうか。

もう少しわかりやすいように例を挙げます。

例えば、
「会社に行きたいのに行けない」
という悩みを持った人がいます。

相談であれば、
「どうやったら会社に行けるか」
についてアドバイスしたり、
「こうすればいいよ」とお教えたりします。

「とりあえず、今日は好きなことやって、
ゆっくり寝て、そしたら明日は会社に行けてるよ」

「そんなに行きたくないなら
もう会社辞めたらいいんじゃない?」

「まあ行きたくない時って誰でもあるよ。
そんな落ち込まないで」

ただ、こうしたアドバイスというのは、
「そうなんだけど・・・」と
モヤモヤした気持ちは取れないままというのが多いです。

これがカウンセリングになるとどうでしょうか。

まず「行きたいけど、行けない」 というその人の気持ちを じっくりと理解しようと聴きます。

すると、相手もポツポツと話すようになり、
「実は・・・上司の言動がきつくてつらい」
と話し出します。

その「つらい」というのをずっと聞いているうちに、
「この会社は本当に小さい頃から憬れていて、
やっと入れたんだ」という
会社を辞めたくない理由についても話します。

それもずっと聴いていると
「やはり、上司の言動がきついからと言って、
会社を辞めたくなはいですね。
自分なりにどうしたいのか見えてきました。
また頑張ってみます」と
自分で答えを出し、会社を続けるという選択をしました。

これがカウンセリングと相談の違いです。

相談とは、こっちが答えを
提示するところがありますが、

カウンセリングは
クライエント自身が答えを出せるように 支援していくというのが大きな違いです。

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