SSブログ

カウンセリングと相談の違いについて [カウンセリングとは]

カウンセリングと相談の違いとは何でしょうか?

簡単に言えば、カウンセリングとは
「クライエントに寄り添う」
「クライエントの気持ちに共感する」
ことで、クライエントが抱えている問題を 自分の力で解決できるように援助していくことです。

相談とは、困っている人に対して、
その人が解決できるであろう情報を提供したり、 アドバイスを行うことです。

以上が違いですが、いかがでしょうか。

もう少しわかりやすいように例を挙げます。

例えば、
「会社に行きたいのに行けない」
という悩みを持った人がいます。

相談であれば、
「どうやったら会社に行けるか」
についてアドバイスしたり、
「こうすればいいよ」とお教えたりします。

「とりあえず、今日は好きなことやって、
ゆっくり寝て、そしたら明日は会社に行けてるよ」

「そんなに行きたくないなら
もう会社辞めたらいいんじゃない?」

「まあ行きたくない時って誰でもあるよ。
そんな落ち込まないで」

ただ、こうしたアドバイスというのは、
「そうなんだけど・・・」と
モヤモヤした気持ちは取れないままというのが多いです。

これがカウンセリングになるとどうでしょうか。

まず「行きたいけど、行けない」 というその人の気持ちを じっくりと理解しようと聴きます。

すると、相手もポツポツと話すようになり、
「実は・・・上司の言動がきつくてつらい」
と話し出します。

その「つらい」というのをずっと聞いているうちに、
「この会社は本当に小さい頃から憬れていて、
やっと入れたんだ」という
会社を辞めたくない理由についても話します。

それもずっと聴いていると
「やはり、上司の言動がきついからと言って、
会社を辞めたくなはいですね。
自分なりにどうしたいのか見えてきました。
また頑張ってみます」と
自分で答えを出し、会社を続けるという選択をしました。

これがカウンセリングと相談の違いです。

相談とは、こっちが答えを
提示するところがありますが、

カウンセリングは
クライエント自身が答えを出せるように 支援していくというのが大きな違いです。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。